レスリー・ニールセン死す!

nisi6hiroyuki2010-12-10

我ながらしょーもないタイトルだなあ。個人的には「龍馬伝」の最終回みたいなデカイ扱いだ。というのはちと大げさか。
去る11月28日、俳優レスリー・ニールセンが亡くなった。そう「裸の銃(ガン)を持つ男」シリーズの主役ドレビン警部役で一世を風靡したグレートアクターです。
裸の銃を持つ男」ってホントくだらなすぎて素晴らしい映画だったなあ。あの頃(80年代後半〜90年代初め)ってくだらないコメディ映画が多かった気がする。スティーブ・マーティン全盛期はこの時代だし、以前取り上げた「星の王子ニューヨークに行く」や、チャーリー・シーン主演「ホット・ショット」シリーズもこの時代。そして「裸の銃を持つ男」。でもどんな内容だったかほぼ憶えていないのはそれだけ内容の無い映画だったということでなおさら素敵です。
うろ覚えだけどストーリーは、サンフランシスコ市警(だったかな?)のドレビン警部(レスリー・ニールセン)が、ほぼ全編くだらないギャグや当時流行った映画のパロディやら、当時の有名人のそっくりさんがどんどん出てきてドレビンとしょーもないやり取りをしているうちに、いつの間にか難事件を解決していたという内容で、レスリー・ニールセンって、ルックス的には白髪のダンディな老紳士で、雰囲気はすごく知的な感じなのに行動や言動が超くだらないので笑える。
唯一ハッキリ憶えているシーンは、確か2作目(「裸の銃を持つ男PART2 1/2」)だったと思うが、ドレビン警部が(彼は一応敏腕刑事という設定である)警察学校かなんかで講演をする事になり、その演説が結構イイ感じで、拍手喝采。鼻高々のドレビンは、満場の拍手の中、演説台を降りて退場。悠々と舞台裏のトイレに入って用を足すのだが、ワイヤレスのピンマイクのスイッチを切り忘れていて、ゴキゲンに鼻歌を歌いながらオシッコをする音が全部会場のスピーカーから流され続けて、いままで感動に包まれていた聴衆が全員ドン引きという、ドリフ大爆笑のコントにありそうなシーンがとても良かったです。
忘れてはならないのが、この「裸の銃を持つ男」シリーズ、妻に対する殺人容疑で90年代半ばに話題になったO.J.シンプソンがレギュラー出演してました。