どんな音楽聞いてるのか(シーズン1 その2)

nisi6hiroyuki2007-08-28

最近UNOのCM変わりましたね。明らかにギャツビーを意識した作りで楽しい。対するギャツビーの、キムタクがカッコよく上半身はだけとるCMは、BGMがスタイリスティックスの「愛がすべて(Can't Give You Anithing(But My Love))」の替え歌(サビが、「アーイ、キャンギービューギャーツビー」と変化)だった。スタイリスティックスと聞いて最初に思い出すのが、8チャンの「ものまね王座決定戦」で、ビジーフォーが昔よくやってたネタ。ビジーフォーの洋楽モノマネって、「似てる」というより、「ウラ声系の英語の歌がうまい」ってとこにダマサレてしまうわけです。針すなおさんとかが。

それはさておき、数日前、UNOのCMが、主演:オーランド・ブルーム 曲:「AI NO CORRIDA(愛のコリーダ)」という、「ギャツビー」と対になるような内容に切り替わったんですよ。当然「愛のコリーダ」も替え歌になってるが、8月28日現在ヒアリング作業を終えておりませんが、「愛がすべて」と同様、非常にうまく吹き替えてます。で、この「愛のコリーダ」という曲、クインシー・ジョーンズの1981年の作品で、往年の「SOUL BOSSA NOVA」などと全然違うとてもチープな、いかにも当時のダンスフロア消費材的な感じがけっこう好きで聴いてます。勝手な推測だが、クインシーは映画「愛のコリーダ」を観たあと、ある種の脳内作用により「オレもこんなヤバイネタを曲にしてえ!」というブラックミュージック界の重鎮らしからぬ若いノリで30分くらいで速攻作っちゃったんだろう。聴き手にとって、チープなのになぜか病み付きになるこの曲はそんな妄想を掻き立てる魅力がある。もっとも英語の歌詞が分からないので、映画とリンクしているのか、全く無関係なのかは不明だ。(なんとなく後者な気はするが)