どんな音楽聞いてるか(シーズン1 その4)

nisi6hiroyuki2007-09-23

ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツというフィリーソウルのグループ(もち、活躍期は70年代)がありまして、1曲だけとてもお気に入りの曲があります。曲名は「Don't Leave Me This Way」(1975)。昔レンタルCD屋でモータウンのベストヒットコンピCDを借りた際、テルマ・ヒューストンが同曲を歌っているのが入っていてこっちを先に知った(このバージョンもとてもヨイ)のだが、作がギャンブル&ハフなんで、ハロルド・メルヴィン版のほうがオリジナルなんでしょう。
ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツは、ヴォーカルがかのテディ・ペンダーグラスで、この「Don't〜」も例の圧倒的な声量で魅了している訳だが、自分が持っているCDのジャケをみてふと思ったのはそれとは全然違う観点で、「ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ」って脳内邦訳すると「内山田洋とクールファイブ」なんじゃねーかということ。

だってハロルド・メルヴィンさんて何やってる人?歌ってないじゃんか。内山田洋って名前はインパクトあるけど、歌ってるのは前川清だし、この写真は真ん中がハロルド・メルヴィンで向かって左隣りがテディ・ペンダーグラスという位置関係。たしか内山田洋とクールファイブのレコードジャケットの位置関係も同じ雰囲気だったハズ。「オレが1番目立ってんのになんでギャラ同じなんだ!」という海老一染之助・染太郎のようなやり取りがあったかどうか知らんが、テディはそんな自分の不当な扱いに嫌気が差したのかソロ転向の道へ。クールファイブの場合は内山田洋逝去後「前川清とクールファイブ」と名義変更して自ら権力掌握するという道を選んだ。
1年前くらいに例の「山下達郎サンデーソングブック」でテディ・ペンダーグラスの「DO ME」という曲が、ドリフターズのヒゲダンスの曲の元ネタだということを紹介していて、「DO ME」がむしょうに欲しくなり、この曲が収録されているアルバム「TEDDY」ともう1枚アルバムが2in1の輸入CDがあったので購入した。

テディ・ペンダーグラスの名の由来は顔がテディ・ベアみたいな可愛らしい風貌だからなんだと。このヒゲ面オヤジ、そう見えますかね?