酸辣湯麺

nisi6hiroyuki2007-10-29

今回は軽い感じで日記らしく行きますか。
今日は夕飯を家で食べないことにしていたので、残業上がりに「帰りになんか食べてくか」と思い、利用駅のそばの「潘街粥麺専家」という上海あたりから来日した中国式立ち食いソバみたいな(席はあるが)安易な店に2年振り位で入った。最近、北方謙三の「水滸伝」を読み始めたせいか、どうも頭の中がチャイナな傾向が垣間見え、ここに来たのも無意識のうち。券売機の前に立ち尽くし選んだメニューは「酸辣麺」(スーラー麺)これは意識的だった。CKBの曲で最近とても好きなのが「混沌料理」という、出だしが「♪ お客さん何名様ですか?見ればわかるだろ〜1人だよォォ!」と哀しい、内容は本牧のファミレスに深夜1人で入って酸辣湯麺スーラータンメン)を注文した男が妄想で本牧だか香港だかワケわからなくなって脳内香港トリップするというお話にちなんだ結果「酸辣麺」¥420に決めました。
この「潘街粥麺専家」値段はリーズナブルだがその分量は少ないのと、店自体は内装をステンレス+ウッド+ガラスを好バランスに使ったとてもモダンな雰囲気で客層はOL狙いであること明らか。BGMはよくわからんが恐らく香港の最新流行POPS的なものが流されており、「店の雰囲気+BGM=OL狙い」のシナジー効果でまたまた記憶がフラッシュバックされました。
映画「恋する惑星」(94年・香港)私のお約束として当然劇場で見てません。いつだったか土曜深夜の6チャン「ダイヤモンドシアター」枠で放映していたのを、出だしだけチェックして寝ようと思ったら意外な良さに結局全部鑑賞、気づいたら夜が明けてたという思い出の作品だ。実は「恋する惑星」、公開当時非常に話題になってたのは知っていたんです。しかし自分的に食わず嫌いになっていた理由が「どうもこの映画は単館系インテリ女子受け」している作品という点が気に食わなかった。
しかし10年くらいして初めてテレビで見たとき、素直に良かったんですなあ。当時は非常に先鋭的な映像表現とか試みていたんだろうけど現在の感覚で捉えると丁度いい湯加減というか、全く抵抗感無く入っていけるし、ストーリー自体もとてもイイじゃないですか。フェイ・ウォンが日本で大人気だったのもよく分かる。数年前にタイトルわすれたけどフジテレビの連ドラでフェイ・ウォンが主役の1人として出ていたドラマがあったけど当時「コイツは誰なんだ?」と不信感を感じてた自分に後悔しましたよ。どうもこのブログを始めて気がついたのは、結構自分が「プラトニックなラブストーリーが実は好きなのか?」という事実。「恋する惑星」は『無人島に持っていく映画10本』にはランキングしないが『20本』のうちには絶対入ると確信しつつ「酸辣麺」¥420を1人黙々と頂きました。(結局軽い感じで終わらなかったか)