どんな音楽聞いてるか(シーズン2・その1)

音楽ネタは相当間が空いたので、気分を新たに「シーズン2」とします。本来の自分の脳内計画ではクレイジーケンバンドを集中講座として複数回取り上げる時がシーズン2と考えていたのだが気が変わった。前回のジェームズつながりで今回は『ジェームズ・ブラウン』について。
初めてジェームズ・ブラウン(以下JBと略す)を知ったのは恐らく1985年頃だった。当時ほぼ毎日ツルんでいた幼なじみの友人Sが「ロッキー4のビデオ借りたから観ようゼ」と誘ってきた(誘ってきたというよりか基本的に暗黙の了解でSの家で遊ぶことが多かったな。ウチから5軒位先の超近所だったし広い家なので居心地が良かったんです)。だいぶ前に取り上げたが当時はビデオレンタルの草創期で、この「ロッキー4」も地元の電気屋から借りてきたパターンかも知れない。ただ1985年だとレンタル屋はもう出現している気もするので長原の環七沿いのレンタル屋(店名忘れたのが無念だ)で借りたのかも知れない。池上の麻布シアターはまだ無かったんじゃないかな?・・・という細かい地元情報はコレくらいにして、「ロッキー4」はマジ名作です!自分的にはロッキーシリーズの最高峰は「4」で間違いない(世間的判断ではオレが間違いだと思うけど)。ん、今日は映画紹介の回では無かったです。それでJBは劇中前半の山場であるアポロ(カール・ウェザース)とドラゴ(ドルフ・ラングレン)のエキシビションマッチに、試合を盛り上げる為(アポロの応援=アメリカ側の戦意高揚の為)前座として「リビングインナメ〜リカ〜」とシャウトしながら全身キンキラ星条旗なド派手なステージ衣装で登場するのである。この時、洋楽フリークなSが「おー、ジェームズ・ブラウンが出てんのかー!」とえらく感心していたのを今でも覚えている。一方自分は、ホント失礼な表現で大変申し訳ないが「この人は人間なのか?」と本気で思った。顔がヒトというよりゴリラなどの類人猿に近い感じだし、黒人男性なのに髪型はアフロでもパンチパーマ風でもなくどっちかと言うと日本のオバサンパーマ風というのか金八先生ファーストシリーズにPTA代表で出てきそうな髪型で、その顔立ちやら酔っ払いが叫んでいるような歌い方やらと交えて総合判断すると物凄い違和感しか感じることが出来ず、特殊メイク無しで素のまま「猿の惑星」に出演可能なルックスと言って差し支えないのである。その上当時自分はほとんど洋楽に関心が無く、オフコースばっかり聞いていた少年だったのでこの時の映像はインパクトが強烈過ぎた。そして何故そんなヤツがJBについて語るのかは次回で(続く)