ウルトラマンについて(その2)

nisi6hiroyuki2008-12-20

ネーミングという意味では、「ウルトラマン」自体がどういうことなのか?「スーパーマン」とか「バットマン」と同じ発想で付けられた名前なのだろう。いきなり空から現れて、地球上で暴れまくっている怪獣をやっつけてくれる身長40m位で全身銀色と赤の人型の生命体に対して、「ウルトラマン」とか「ウルトラセブン」という呼称を、地球人(英語圏の人か?)が勝手に名づけているという推測が成り立つ。ウルトラマン当人達は当然地球上のどの言語も喋れないと思うので(地球の大気上では、人間に聞こえる音声としては「ジュワッチ」等の意味不明な発音をするのみである)例えばM78星雲のどこかにあるウルトラ警備隊の事務所で、ウルトラマンジャック帰ってきたウルトラマン)が、「今年度地球を守る担当だったオレももう年度末で任期が終わるから、今度はエースが地球を守る番ですよね、ゾフィー隊長。」「まあ、そうだけど、エースって結構面倒なヤツでさあ、これまでは地球人男性1名を仮の姿として変身出来てたじゃんか。ところがエースの場合は男と女が2人で力を合わせないと変身出来ないっつーデフォルト設定になってるらしいよ。あれはやっぱウルトラマンキングが直々にお決めになったのかねえ。だとしたらそうとう耄碌してるよな、キング。」とかいう会話は絶対無い筈である。
ただ、事実として彼等はウルトラ警備隊という(地球人が勝手にそう呼んでいるものの実際上は悪質宇宙人やら各種怪獣から地球を守ってくれる)組織を編成しているので、上記の会話が具体的に日本語なり英語なりの音声でなされなくても彼等独自の言語もしくはテレパシー的な意思疎通方法では行われていると思われる。
怪獣や宇宙人についても同様に、地球人の一方的な見解が入っている。「レッドキング」なんかはモロ英語名前だし「エレキング」にしてもなんか電気的な攻撃を得意としている所が由来のネーミングでしょ。でも彼等としては「勝手に名前付けられてるけどコッチはそれどころじゃないのよ!」と思ってるハズ。例えば悪質宇宙人メフィラス星人辺りに業務命令を受けて『仕事として』 地球に襲来してきてるのかも知れないでしょ。なんか成功報酬的にビルを幾つ破壊すれば給料UPみたいな。そんな風にオレが気持ちよく仕事しているところに地球防衛軍の戦闘機からミサイル打ち込まれたりウルトラマンとかいう全身銀色の格闘家みたいなヤツにさんざん投げられたり蹴られたりした挙句ビーム撃たれて3分以内に倒されてしまうという哀しい結果に終わる・・・。怪獣はつらいねー。なんかジャミラあたりと飲みたくなってきたわ。
今回は脳内メモリというより脳内妄想方面の話でした。